TDM - トウキョウダンスマガジン

「当たり前の事は、実はもの凄くかけがいの無いもの・・・WISH」
1年生〜3年生まで各人のレベルに差があるところはどのように補ったのか?
7月までには内容が決まっていて、リストアップしたのもの中から、3年生は自分が出たいナンバーに出られる。2年生までは3曲までと数を制限して希望を通す。1年生はダンスのレベルの底上げという面を考えてコレオグラファーが責任を持って指導していき、出演は2曲までで自分では選べない。偏りに関しては演出を考慮して考えた人数に対して3年生がフォローに入りました。人数調整に関しても人割り振り係が居るんです。ジャンルの希望は取るのですが人の特性等も考慮して考えてあげるので大変な仕事です。今年は傾向としてハウスのジャンルが強かったですね。年代によって差はあるのですが、ハウスに関しては教えるというよりクラブで音楽を体感して作るものなので伝えるのが大変でした。テクニックより、精神的なダンスに対する取り組み方が難しかったです。
個人的に大変だった事は?
演出に関して各係同士が話し合って選択していくのですが、部長の立場が何かの価値観に傾倒しちゃうと反対側の人間がでるので中立的な立場にいないといけない。真中に居る為に自分の意志を突っ込みたくなる時の均整を取るのが大変でした。他の係が上手くいってなかった時は、みんなを見渡した上で状況を判断し、時には自分の欲を殺さなくてはいけなかった事が大変でした。でも基本的には好きな事なので大変ではなかったですよ。(笑)
情報と意識について
一般の人に機会を提供する今回の公演は見せる立場としての機会を使って発信する事ができたので今後も、エネルギーとなるものを発信していきたいです。ダンスは凄くいいもの発信していると思うからこそ、限られたところに留めておきたくない。外国ではMTV等によってダンスにも自然と接していけるし、文化の一環として入っている。これからは、絶対そっちの方向に進んでいくと思う。ダンスにはそれだけの力あると思うんですよ。力はある訳だから、『どれだけ広く自信をもって提供する機会を作っていけるのか?』という事だと思います。そういう意識でダンス界がもっと共通の目的を持てるのではないか?と思う。その目的意識を一つのモチベーションにしてやることがもっとプラスになっていくと思うんですよね。学生のパワーもかなりあると思うんで。(笑)団体自体が会社ではないので、アマなのかもしれないのですが、大きなお金も動いているし、それに近い状態になっていると思うんですよね。
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