P:
最近クランパーだけのイベントも成り立ったりもしてるしクランプシーンが盛り上がってるよね。でも他のチームと似てるようで実はお互い違うものなんだよね。
S:
クランプで“人を楽しませたいのか”、俺たちみたいに“自分を吐き出したいって思うのか”とで、質として全く違うんだよね。オレたちの吐き出し方は、とにかく「こんなに暴れるの!?」ってくらいテンション高くなるよ。
P:
たぶん見ている人は、“良くわかんないけど何でこんなに汗かいてんだろう!?”って思いながら、でも変なすがすがしさを感じると思うよ(笑)。 レッスンでひたすらジャブ(アームスイング)打ったりとかもあるしね(笑)。
S:
踊り終わったらすごく気持ちいい。何かの試合の後みたいな感じ。向こうの人が聞いたら、悪い表現かもしれないんだけど、クランプはルーティーンなんてないし、ショウも本当はやらないんだよね。純粋にやろうとすると伝わらない部分もある。日本人はダンスらしいものが好きだから、そこはうまく自分たちでダンスっぽく、分かりやすいように変えて、楽しく伝えるようにはしてる。クランプミュージックも入りやすいようになってて、音をあまり取らなかったり、ハウスみたいに自分のムーブとして崩す部分がある。でも、大事なところではハメる。わざとそうやって遊ぶ部分もあるんだよね。
普通の人より、ダンサーに「いいね!」って言われることが多いのは、そういうクランプの特徴がダンスを長くやってる人に共感されるからだと思うよ。 P:
最近ダンスシーンは関西中心の部分だったり、コンテストが増えてきた中で、オレたちの“嗅覚”と言うか、人間臭さを求める部分がクランプに出会った時に、はまったんだと思う。“なんかわかんないけど、かっこいい、気持ちよさそう”って感じたんだ。 S:
でも、今まで13年間いろんなダンスやってきたけど、たぶん自分に一番合ってる気がする。兄弟揃ってっていうのも、遺伝子が同じだし、音楽の趣味も似てるからかな(笑)。同じチームだしね(笑)。 |