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| BBOYPARK 2002 -MC BATTLE- |
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| DJ セロリの心地よいプレイによりBBOYPARK 2002 -MC BATTLE-が開幕した。司会進行はMC
歌丸。ルールはDJバトル同様、1対1のトーナメント方式。前日の川崎CLUB CITTA'にて開催された予選では142名が参加。そこから14名が選ばれ、去年の2位であるキンダ・シャーロック、3位のケンシンを加えた16名が決勝に進んだ。 |
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審査員:
WOFFIN'編集部長, 東京ブロンクス, 古川 耕, 高木 完, ROCK-TEE, HAB I SCREAM, KEN-BO, DJ YAS |
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今年のMCバトルは大会史上、最もレベルが高く、最も熱い戦いだった。今年は三冠王のKREVAも出場を辞退ということで、残されたMCがどんな展開を見せてくれるのかと思いながら観戦したが、その内容は感動を呼び起こすのには充分すぎた。ケツでかっちり韻を踏んでくる者もいれば、ビートの上を自由に駆け回るかのようにフロウを繰り出す者、あくまでリリック重視で熱く訴えかけてくる者もいた。今年は日本でワールドカップが開催されたということでサッカーネタが観客にウケていたりもした。しかし、やはり決勝、準決勝まで勝ち残った人間の言葉にはリアルな重みがあった。 |
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3位決定戦からは2ラウンドのルール。3位決定戦の降神
VS 玉露。降神はトーナメント初戦を見ていて危なっかしい感じがしたが、回数を重ねるにつれ、どんどん成長していくのが伺えた。この戦いになると、それまでになかった堂々とした貫禄も表れていた。対するは、見た目はあたかもヤクザな玉露。風貌、挑発、動作、すべてにおいて如実に闘争心が表れており、彼も一貫した自分のスタイルをレペゼンしていて、かっこよかった。
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ギョクロ
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| オリガミ
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歴史に残る戦いとなった決勝戦のKAN
VS 般若。先攻の般若は、これまでの男むき出しで相手を威圧してディスるやり方ではなく、KANへのリスペクトから始まった。受けるKANもその言葉に応えてから、バトルが始まる。そしてこの戦いには自分達の生き方やラップ、HIPHOPに対するそれぞれの思いをリリックにしてぶつけ合うといった、単なる口喧嘩という枠にくくることのできないリアルな魂のバトルがあった。お互い均衡していたが、2回目のKANのラスト15秒、それまで保ってきたフロウを崩し、自分のラップに対する思いを時間きっかりに歌いあげた!この瞬間、見ていたすべての人が感動したと思う。
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ハンニャ
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| カン
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そして優勝はKAN!同時に自分の目頭から自然に、本当に自然に涙がこぼれてきた。今迄のMC
BATTLEの中でも間違い無く最高のバトルだった。そして般若の「少しでも大会側は賞金を出していかないと、HIPHOPで食っていこうとする奴等が増えていかない」というこれからのHIPHOPシーンを意識したコメントが印象に残った。 |
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| フリースタイル集団MSクルーのカン。彼はその日、誰よりも強く見えた。決勝で見せた彼のラップに対する思いを綴ったライミングの中には、それまで積み重ねてきたライミングの跡と、培ってきた強さが誰よりも色濃く写し出されていた気がした。 |
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