TDM - トウキョウダンスマガジン

MAIN STREET at CLUB CITTA
 
1999年3月25日クラブチッタ川崎にてストリートダンスでは最大級のイベントである、「メインストリート」が行われた。クラブチッタが3月いっぱいでしまってしまうので、これがチッタでの最後のメインストリートである。その時の模様をこれからレポートして行こう。
PM20:30 クラブチッタ川崎前
その日にわれわれ取材陣が到着したのはPM20:30、イベントのオープンは24時ジャスト、にもかかわらずいた!この時間にいい場所を確保すべく並んでる人が列をなしていた。まさに、今日のイベントがどんなものであるかをそれだけで語っていたといえよう。そして、われわれはそんな張り詰めたムードの中、チッタへと歩みを進めた。

入るやいなや、いわゆるダンス界の大御所の面々に出くわす。自分も踊る者だけに、その中にいっしょにいるのは妙に気まずい。自分が取材で来ているんだと言い聞かせても、さすがに気が引ける。
PM23:00 チッタホール
どうやら、今日はかなり押しているらしい、どうやら、定時OPENは無理の様子。そこで、ちょっと、外の様子を探ってみよう。

やはり、並んでる並んでる。早く開けよとばかりにかなりの人が、今日のSHOWを見るために、よいポジションを取るために、この時間から並んで待っている。自分が、知らないでチッタの前に来たら「なんなの今日のイベントは」とかなり気になって仕方がなかっただろう。そのくらいの勢いの立ち並ぶ人の数。
PM24:00 再びチッタホール
某雑誌○ーリーの編集である先輩が到着、当然OPENにあわせて来たのだがまだ中ではリハーサルが始まったばかり。しかし、たとえ時間が押してもリハーサルが終わるまでは絶対にOPENをしない。そして、ダンサーもリハーサルをちゃんとやってSHOWに臨む、プロのダンサーの大事な一面を垣間見た。そして、このイベントにかける意気込みも感じる出来事ではあった。
PM26:00 チッタエントランス
来た、とうとう来た、まちにまったOPENの時、走る走る、入る人入る人最前列をキープするがために、周りは見えてません。そして、時間が時間だけに15分もしないうちに、客足はほとんど止まり、後はSHOWの開演を待つのみ、ホールの後ろから見下ろしてざっと見積もって1500人くらい。さすがに今回は何日か前に割と大きなイベントが重なってしまったので、2年前のあの伝説の動員数にはとどかないのもいたしかたはあるまい。
PM26:50 ステージ前
DJ KOYAが盛り上げる盛り上げる。jiro氏いわく「今日のKOYAさん、かなり好きだわ」、いやがおうにもテンションは上がる。そして、今年も始まる、イベント名は、そう…

メインストリート!
いまさら説明が要らないくらいの全国でもっとも有名かつもっともハイレベルなイベント「メインストリート」。当然、全てのダンスチームが他のイベントではメインゲスト扱いの大物のみ!しかも、歴史もかなり長いイベントで、このイベントで踊りやファッションを育てられたという人も少なくはないはず(何を隠そう私もその1人)。そんなイベントの取材ができるのは光栄だ。さて、何はともあれ始まってしまったこのイベント、さっそくSHOW CASEの順番を見てみよう。
1. CRASHER KIDS
2. CHILL FACTOR
3. NU THONIC
4. CRiB & Brown Sugar
5. F.O.H.
6. BUTTER
7. CHOCO BALL
8. RAHA
9. J SOUL BROTHERS
10. ROCK STEADY CREW
11. SIX SENSES
12. SOUND CREAM STEPPERS
このラインナップが全てを語ると言ってもよいだろう。もはや、私などが何か言うのもおこがましいが、しかし、そうもいってられないので、はじめからレポートしていこう。
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