TDM Special Interview
DVD「X-Step Collection2」発売記念 KATO / HIRO |
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大阪発の新感覚ダンスDVD「X-Step Collection」の第二段「X-Step Collection2」が、11月3日に発売される。今までにありそうでなかったダンサー個人をフューチャーした演出と構成。ハイセンスな映像と共に、純粋にダンスのかっこよさが楽しめるDVDとなっており、前作の反応は大きかった。今回はこの「X-Step Collection2」の予約受付を開始を記念して、本作に出演しているKATO(D'OAM)とHIRO(ALMA/S.T.O)へのインタビューを敢行。撮影秘話を始め、今回のDVDを通してダンサーのプロモーション活動やソロとチームの活動についてなどなど、関東と関西を代表する2人のからのストレートな意見を聞くことができた。 ●HIROへのインタビューはこちら |
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KATO(D'OAM)
世界各国で活躍する日本屈指のHIP HOPダンスチーム“D'OAM”のリーダー。毎年海外でのゲストショーに招待され、ダンス講師としてワークショップに呼ばれるなど世界中で活躍している。また“D'OAM CREW”として多数のストリートダンスの舞台公演をプロデュースし、多彩な活躍を見せている。 |
【BIOGRAPHY】 |
1998 |
"RAVE 2001 TV TOKYO" 優勝 |
1999 |
"DANCE FESTIVAL ASIA" in 香港 優勝 "JAPAN DANCE DELIGHT vol.6" 優勝 |
2001 |
"CHAMPION SHIP" in LOS ANGELES 優勝
"愛内 里菜"「FAITH」PV 振り付け・出演 |
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「X-Step Collection2」では、倉庫型のバスケコートにて撮影。音源はなんと全てKATOのオリジナルを使用し、随所にこだわりが見られる。バスケのシュートシーンなど、めったに見ることの出来ない映像も・・・。 |
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「X-Step Collection2」では、一人一人のダンサーのプロモーションビデオが収録されている。ダンサーのプロモーション活動について思うことは…? |
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―ダンスだけ踊っていたら良いと思うのは昔のこと。
まず、もっとするべきというか、ダンサーはダンスだけ踊っていたらよいというのは昔のことだと思うんです。今はやっぱり自分自身のプロモーションも出来たほうがよいと思うし、人生短いし、もっといろんな人に見てもらうために、自分のプロモーション活動をしていくのも大事だと思います。
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―自主公演で広がる繋がり。
一番大きいのは、「D'OAM」という団体で公演をしていることです。そのことで協賛関係や、メディア関係、そしてダンサーや制作関係の人たちと繋がっていきますね。それが自分たちのプロモーションにもなるし、そういう機会を作るためにも自主公演をやっています。あとは、イベントなどに呼ばれて、どんどん露出していきます。「自分達はこんなんしています」っていうのをアピールしていきますね。例えばこの「X-Step」だとか…(笑)。
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ダンスDVDが一メディアとしてプロモーションに繋がるか…? |
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俺だったら、このDVD、つまり自分が出ているDVDを持って、プロモーション活動の一部として使います。また、撮る・撮られるという行為自体が、自分の意思向上にもなるし、プロモーション活動をしていくことで、ダンサーとしての地位もあがっていくんじゃないかと思います。
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「X-Step Collection2」では、ソロとして出演。自身のチーム「D'OAM」とソロ活動との違い… |
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―やりたいことが“深く”できるソロ、“広く”できるチーム。
チーム活動のほうがぶっちゃけ楽です。チームとして評価されるからね。ソロっていうのは、自分がいいものを出さないと反響もないし、自分に対してストレートに評価がくるので、ソロ活動のほうがデリケートに考えますね。
チームダンスは、みんなでルールを作ってルーティンを作り、作品を作るというのが単純に良い面ですね。そして4人で10人くらいの見せ方もできるのがチームダンスですが、ソロダンスっていうのは自分をどれだけ100%以上までひきだすかっていう難しい面を感じています。そしてソロは自分の心底やりたい事ができる!でも、チームはある程度規制はされるけど、できる事はソロよりは多いですよね。
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―オープンで親しみやすい関東、シビアな関西。
一言で言うと、一般人向けというか、メディア向けなダンスシーンが広まっている気がします。これは悪い意味ではなくて、関西のほうが少しマニアック過ぎるとうか、「俺はこんなんできるぞ!」みたいな。関東のダンサー方がオープンで親しみやすさがあるんだと思います。でも関西人も負けてないと思いますけどね(笑)テクニックだとかメンタル面もシビアなんで、その分鍛えられるんですよ。
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ダンスDVDに関して、昔と変化してきている部分 |
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―音楽CDを買うのと似た感覚。
細分化されてきましたね。ジャンルもすごく豊富なってきているし、ダンサーの音楽とかファッションだとかいろんな面で特徴や個性があっていい感じになっていると思います。それに一番感じるのは、生活の中に、普通に音楽のCDを買うのと同じような感覚に近くなってきている点ですね。
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―自分の好きなダンサーをたくさん見つけることができるひとつの手段。
これからダンスを始める人達のバイブル的存在になると思うし、自分の好きなダンサーをたくさん見つけることができるひとつの手段になってくると思います。もしもこのDVDがなかったら見つけられないであろうダンサー達まで見ることが出来るような存在ですね。DVDの魅力はやっぱり手軽にダンスに接する機会になること。そしてダンサーの目も肥えるし、DVDを創る側の技術もついていくし、活性化には凄くいい魅力を持っていると思います。
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「X-Step Collection2」の発売と同じ日、11月3日から始まるD'OAMのダンス公演の練習の合間をぬって、忙しい中インタビューに答えてくれたKATO。この後、MOCCHIN(D'OAM)も登場し、二人でインタビューコントをしてくれるというサービスも…。D’OAMや彼らの公演についてはオフィシャルサイトをチェック! |
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Interviewer Manabu(X-Step)
取材場所:STUDIO A-Sh(梅田)
取材協力:MOCCHIN(D'OAM) |
'06/10/20 UPDATE |
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Update:06/10/20 |
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