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Marjory スペシャル・インタビュー
マージョリー スペシャル・インタビュー
NYで活躍しているMarjoryが来日。ジャンルを超えたパフォーマンスで大いに盛り上げてくれる彼女に行ったインタビューの模様をお届けっ!彼女のダンスへ対する想いや世界観を、ありのままに熱く深く語ってくれた!
■踊り始めたきっかけ

4歳からダンスを始めたから、もう30年になるわね。母親も父親もとーっても魅力的なダンサーだったわ。そして姉も兄もね!家族全員がダンサーだったからホントよく踊っていたわ。きっと私がダンスを選んだんじゃない、ダンスが私を選んだんだって思うの。凄く自然な事だったわ。私が1980年代、大人も子供も皆ダンスを楽しんでいた時代に生まれたっていうのも大きいでしょうね。ただ一つの夢を抱いてた女の子が、その夢を叶えたっていう事でもあるし、ひたすら最も時間を費やしてきたものが、ダンスだったからっていう事でもあると思う。でも、今まで影響受けたたくさんの人々の活躍に比べたらまだまだほんの一歩に過ぎないんじゃないかしら。
■Marjoryの考えるアメリカのダンスシーンについて

マージョリーNYCのダンスシーンも以前に比べて大分良くなっていると思うわ。BRIANも定期的(毎月第1木曜日)に主催しているパーティー“HOUSE DANSE CONFORENCE”や他のダンスパーティーが盛り上がるようになってきた。私達が過ごしてきたダンスシーンのダンサーはみんな大分歳を重ねてきたけど、今はまた新しい若手のダンサーが増えてきたの。とってもいいシーンになってきてるんじゃないかしら。NYC以外の都市から若手のダンサーが集まってきたの。例えばベイエリアのカリフォルニアやサンフランシスコよ。彼等の詳細についてはよく分からないけどスタイル的にはフリースタイルで“カチューンムーブ”と呼ばれていているの。凄いと思うわ。
女性ダンサーについては男性の動きの真似をする人がいるわ。なぜだか私にはわからないけど(笑)。そのスタイルが受け入れられているのも事実。勿論、素敵なダンサーも沢山いるわ。TWEETIEやRhapsodyは知性的なダンサーね。でも、何故女性ダンサーが男性も動きを真似(取得)しようとしているかは、私には分からないわ。普段の彼女達は凄く女性的で素敵だから。

LAについては・・・NYはリアルさや感情を大事にしていると思うわ。基礎(FOUNDATION)があってリアルなところを追求している。「自分がどんな場所で育ち、何を大切にしてきたのか?」みたいなところを大切にしていると思うわ。LAはハリウッドに代表されるようにエンターテイメント的なものが特徴ね。ダンサーとして生きていく為に・・・という面では大切な事だから。でもだからとってどちらかがいい悪い、という訳ではないわ。ダンスっていうものは、生きるために必要なものとは離れた非日常的なものでしょ。NYやUKはクレイジーなものの中で音楽やダンスは成長してきた。それぞれの歴史を振り返ってみて(ダンスが)エンターテイメントとして成長を遂げてきたっていうバックグラウンドが大事よ。
■今回のショウケースは今までのMarjoryのスタイルとは違った感じがするのだけど・・・

マージョリーでも、私のスタイルの一つよ。毎回じゃないけど、スタイルって毎回変わるものだし、感じ方によっていろんな表現になると思うの。スウェットパンツで踊る時もあれば、時にはミニスカートで踊る時もあるのよ(笑)。今回はTWEETIEのダンスから凄く良い影響を受けたから、ダンスパフォーマンスをお願いされた時にTWEETIEとショウをする事も考えたの。私達は全く違ったスタイルを持っているでしょ。お互いがお互いを刺激する事によって、さらに素敵なショウタイムが出来るといいなって思ったわ。彼女は私よりも若いけど、RESPECTできるところが沢山あるし興味があったわ。
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