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若い人には、プロでやってきてる先輩たちのおかげで、ある程度普通に踊っていける状況ができたこと、今はいろいろお膳立てしてくれて、踊れる場所があるっていうことに感謝して踊ってほしい。だからその分、若い子たちができることっていったら、もっとこの文化を作っていくことだと思う。既にダンス界があるかの様に「ダンス界、ダンス界」って言ってるけど、まだないんだから。もっと作ってくことを考えてほしい。そのためにいろいろ勉強してほしい。紙で勉強するとかじゃなくて動いて。“コレやったら寒いんじゃないか”とかじゃなくて、体で学んで、形にしていってほしい。
昔の人は踊る場所すらなかったから、ホコテン(原宿・歩行者天国)で踊ったり、一生懸命踊る場所作っていって、今踊れるようになった。スクールもあって、わかんなかったら教えてもらえるような今の人たちは、この文化もっとすごいものにしていくっていう義務がありますよね。単に踊りがうまいとか、踊ってたら踊りはうまくなるんだから、それをどうしたいってっていう気持ちを強く持ってほしい。踊ってるのを見せたいんだったらもっといい場所で見せれるようにするとか、そういう一個でもそれぞれ違ってていいから持ってればすげぇ面白くなると思う。それがたぶん、文化の向上につながるんじゃないかな。
自分も、これからやってく中で、あと何年踊ってけるか分からないから、そういう建設的なって所で頑張っていきたいな。誰かが、もうちょっと純粋に「愛」とか、表現しようよって言っていかないと、本当にならないと思う、このままいくと。ダンスうまい人は増えたけど、ちょっと冷えてきたなぁっていう感じはするから。もちょっとあっためないとって思うから。これ(今回の舞台)もまだちっちゃいイベントだけど、続けていくことで、ちょっとずつあっためていければいいかな。
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