あらすじ
中学時代に「お前は、新体操をするために生まれてきた奴だ!」とほめられ、新体操に目覚めた著者の荒川氏。幼少期に落下事故で負ったひじのケガによるコンプレックスも克服し、名門・青森山田高校、国士舘大学に進学し、未だ破られていない記録で日本一になり、選手としての黄金時代を過ごす。
しかし、そんなスター選手でも、男子新体操にはプロがなく、卒業後は就職先がない。新体操の指導者になるために、つてをたどってようやく決まった赴任先・盛岡市立高校では、初年度の部員がたったの2人だった……。
Profile
荒川栄
青森山田高等学校 男子新体操部監督。新体操競技に対する、熱い情熱と強い熱意で子どもたちからの信頼も厚く、常に頂点を目指し、体操人とし人間教育も同時に指導するバイタリティーに富んだ先生である。日ごろから「心はそのまま技術につながる」と重圧を気迫に変える指導に精を出している。
青森県八戸市出身。白銀中学の時に新体操と出会い、青森山田高校に進学。青森山田高3年時に主将として全国高校選抜、インターハイ、国体の全国大会3冠を達成。その後、国士舘大へ進学し2年生から全日本学生選手権個人総合で前人未到の3連覇を達成する。1995年 国士舘大を卒業後、岩手県高体連に請われ、岩手県の女子高の非常勤講師になると同時に中学校の体操部でコーチを務める。その後96年に新体操部が新設された盛岡市立高に赴任。以来6年間で2度のインターハイ団体3位、全国高校選抜準優勝、2003全国選抜団体優勝と全国トップレベルに。2003年4月に母校青森山田高校新体操部監督に就任し2009年現在8年目。その間6度の全国優勝を果たし、現在の男子新体操界を牽引する。
〜デーリー東北新聞社掲載記事引用〜
目次
・はじめに
・プロローグ
夏の日に/タンブリング/スタートライン
・第1章 男子新体操に魅せられて
新体操にひと目ぼれ/女みたいな動きもするのかよ/曲がった腕/名門・青森山田高校へ
・第2章 指導者としての出発
栄光と挫折/ちゃんと教えないでください/熱血教師の原点/生徒2名からの再出発/腐った自分、ひたむきな生徒たち
・第3章 最高のチームとの別れ
新体操とダンスのコラボ/夢が形になり始めた/最高のチーム
・第4章 わが母校、青森山田高校
最低のチーム/あきらめてはいけないんだ/成長していく生徒たち/強い気持ちを持ったチームへ
・第5章 亡き教え子に誓った夢
鷹のような体操選手/夢の始まり/教え子の死/空気を変えた演技/8年ぶりに立った舞台
・第6章 青森の新体操ボーイズ
レギュラーに必要なもの/恩師の勝負勘/度重なるアクシデント/前代未聞のユニフォーム/中身で勝負してくれ/悔し涙/男子新体操界への挑戦/忘れられない8位
・第7章 動き始めた夢
全日本選手権の余波/テレビCMに大抜擢/新体操からプロが生まれた/世界へのタンブリング
・エピローグ
そして再び
・おわりに
関連トピックス
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('09/06/29 UPDATE)
TDM STAFF REVIEW
男子新体操×ダンスが産んだ新感覚パフォーマンスユニット「Blue Tokyo」が本格的に始動したのは2010年4月。未だ走り出したばかりのプロジェクトではあるが、着実な一歩を踏み始めている実感がある。
これまでに2回、DA PUMPや三浦大知が所属するVISION FACTORY主催の「RISING DANCE FESTA」において、レギュラーアーティストに名前を連ねて出演させて頂き、大衆の反応を生で感じる機会を与えられた。初回時はネームコールで何の反応もなかったが、演技中には多くの歓声を沸かせ、2度目の出演時ではネームコールの時から歓声が飛び交った。
「Blue Tokyo」プロジェクトを企画し、今回『新体操ボーイズ 〜熱血先生、愛と涙の青春奮闘記〜』を書き下ろした著者・荒川栄監督と私の出会いは2008年3月に行われた男子新体操全国大会の会場だった。
その出逢い以後、多くの方を監督から紹介して頂くことになるわけだが、当時一回の挨拶だけではその深みまでは感じ取ることはできず、そのほとんどの方が今回の本に登場しており、いろんなことがあったのだと認識する機会にもなった。この人はどれだけ大切な人なのか、どのくらいお世話になった人なのかを熱く語ってもらったことを思い出す。
荒川監督も新体操界のスター的な存在として学生時代を過ごし、その後、様々な環境を乗り越えている。この本を通じて「やってみないとわからないこと」「やってみても伝わらないこと」「それでも諦めずやって新しい道が開けること」そこで学ぶ、感謝・思いやり・勇気・・・どんな職種であれ、同じようなことを学ぶと思うし、それを経験し、形に残していける人が人生の成功を掴んでいくのだろう、とも改めて感じさせられた。
未だ通過点に過ぎないかもしれないが、そして、これからも多くの失敗や挫折に直面することがあるかもしれないが、より高い世界と向き合って生きていこう!と志を持っている人に、エネルギーを与えてくれる一冊。同じプロジェクトのメンバーとしては他人ごとではないけれども…。
では、皆さん参りましょう。
−TDM staff AKIKO