内容
1970年代、ニューヨーク、クラブカルチャーの礎を築いた伝説の数々がいま明かされる
ドキュメンタリーフィルム「MAESTRO」(マエストロ)は今日の世界のダンス・ミュージックのルーツとも言える、ニューヨーク・アンダーグラウンド・ダンスシーンの貴重な記録である。この作品は、伝説のクラブ“パラダイス・ガラージ”で、現在のクラブカルチャーの礎を築いたDJラリー・レヴァン、プライベート・パーティ“ロフト”でサイケデリック革命の理想郷を具現化し続けるデビッド・マンキューソ、17歳でクラブ“ギャラリー”をオープンし、DJ/リミキサーのパイオニアであるニッキー・シアーノといった重鎮達に焦点を当て、クラブカルチャーの起源、精神、そして発展の歴史を21世紀に伝える究極のドキュメンタリーフィルム作品である。
色褪せない伝説の数々を、最初の“モダンDJ”として知られるフランシス・グラッソから、ダニー・クリビット、フランソワ・Kといったシーンに多大な影響を受けた現代のトップDJ達や、オリジナル"ロフト"、"パラダイス・ガラージ"のスタッフ・ダンサー達の貴重なインタビューを交え、NY・アンダーグラウンド・ダンスシーンの真の姿を顕わにしていく。さらに、本邦初公開となる"ロフト"や"ガラージ"での貴重な映像も多数収録し、DJ達がアンダーグラウンドの世界に作り出したユートピアを、当時のダンスフロアーの熱狂そのままに現代に蘇らせる。
Comment from DJ KATSUYA
「やっぱりこの時代があって今があるんだよね。」
この時に戻りたいって気持ちになってくる。この映像を見た人がこれからの音楽シーンを作っていく人になったりする訳でしょ。こういう貴重な映像を通してこの時代が築いたスピリッツやカルチャーをKEEPしていって欲しいなって思うよ。この時代がROOTSなんだよね。DVDを買うとスペシャルボーナスDVDがついてくるんだけど、それがまたいいよね。
Comment from NOB
撮影時にNYCに滞在、「マエストロ」に出演している日本人ダンサー!
<収録されているハウスシーンのコンセプトは?>
この「マエストロ」のダンスシーンで伝えたかったのは、スキルよりも「相手にどれだけ自分の気持ちを伝えることができるか」っていうこと。これはNYCのダンサーたちが意識していることで、各個人の気持ちのぶつけ合いによって、サークルが構成されているってことを考えたんだ。ハウスのスタイルは様々で自由に表現できるものだからこそ、いろんなダンサーが集まってくる。ブレイキンやヒップホップ、アフリカンなど、ジャンルを超えてサークルが成り立っているんだよ。
<最近のNYCシーンは?>
以前VYNL(バイナル)っていうクラブでHOUSEを代表するイベント「SHELTER(シェルター)」があって盛り上がっていたんだ。でも、それがSPEED(スピード)ってクラブに移動してから、一時期低迷しているように思える時代があったんだけど、最近はまた盛り上がってきているよ。ELITE FORCE(エリート フォース)やDANCE FUSION(ダンス フュージョン)、STEPINZ(ステフィンズ)のメンバーがよく集まってるね。中でもELITE FORCEのE JOE(イージョー)はよく来てるし、サークルでとてもかっこよく踊ってるよ。
TDM STAFF REVIEW
ハウスミュージックシーンの中で伝説のパーティーとなっている「パラダイス・ガラージ」。そのメインDJを務めていたLarry Levan(ラリーレヴァン)は、NYCのダンサーはもちろん、日本のハウスシーンを構築してきたダンサーにも、多大な影響を与えた、現在のクラブDJ文化の基盤を作り上げた人物。この「マエストロ」には、ラリーのプレイを始め、気持ちの良いNYCハウスの名曲が収録されていて、何気なく流しておけるBGMとしても活用できる。撮影当時(1980年代)のクラブに見られたダンスサークルが、リアルに収録されているところも、ダンサーにはオススメ。
特典映像ディスク(約200分)収録内容
- 未公開映像
- パラダイス・ガラージ1987(映像のみ)/撮影者インタビュー
- フランキー・ナックルズ インタビュー
- ダンサーニューヨーク・スタイル
- ティー・スコットラジオ・インタビュー 1994
- サウンド・システム(デビット・マンキューソ他)
- シカゴハウスの伝説 ロン・ハーディについて
- 監督ジョセル・ラモス「MAESTRO」について
- フランソワKインタビュー(ダブ・サウンドについて)
日本語版DVDにはデビット・マンキューソ、フランキー・ナックルズの未公開インタビューをはじめ、パラダイス・ガラージの貴重な映像、監督ジョセル・ラモスが「MAESTRO」を作った経緯を語るインタビューなど特典映像が満載。