TDM - トウキョウダンスマガジン

TOKYO DANCE DELIGHT VOL.4
そして後半のBブロックがスタート。出場チーム数は5チームがキャンセルで減り、17チーム。

今回出演のほとんどが男性チームの中、女性2人組みでステージ中を駆け回り、一瞬花が咲いたかのような華やかさを見せてくれたのは、フリースタイルのIF DORA。

そして、毎回凝った選曲と確実な基礎力で間違いの無いショウを披露してくれるフリースタイルのKICK WALKERS。

観客を終始笑わせてくれた、豊富な表情と圧倒的なパフォーマンスを併せ持つ男性4人組みフリースタイルのNEW+AGE。

そんな個性的なチームが次々と出演。あっと言う間にBブロックが終了した。
+40分間のDJ TIMEを経て、今年のJAPANチャンピオンであるPOPの3D CREWと、HOUSEのALMAのゲストダンスが繰り広げられた。これぞプロというおしゃれでムーディーなショウを披露してくれた。
いよいよ表彰式。見事優勝したのは、LOCKの3人組みゲロッパ。「今回結果を残せなかったらゲロッパの活動を停止するかもしれなかった。」とコメントしながら号泣した彼等の姿は、見ている者の心を強く打った。
2位は会場を笑いの渦に巻き込んだNEW+AGE。ギャグ専門だが、それは徹底された基礎に裏付けられることにより、はじめてここまで人を笑わせられるものだということを、まざまざと見せ付けてくれた。
3位はお馴染みフリースタイルのKICK WALKERS。2人組みとは思えないほどの存在感とストリート感溢れるパフォーマンスで、他のチームにはないライブ感を醸し出していた。
そして特別賞にはパワフルなショーを見せてくれたIF DORAと、5人組みでありながら息のぴったり合ったルーティーンを見せてくれたLOCKのBOUND STOPPERSの2チームが選ばれた。
総評として、「今回は入賞した3チームとそれ以外のチームの差が大きかった。」とコメントをしたのはマシーン原田。また、「ダンスはルーティーンをこなすのではなく、もっとライブ感を出すことを心がけて踊って欲しい。」という少々厳しめなコメントも聞かれた。
当日キャンセルにより出場チームが減ってしまった今回のTOKYO DANCE DELIGHT VOL.4ではあるが、上位3チームを見れば誰もが大きくうなずけるチームであることに間違いはないだろう。そして今日この時点でJAPAN DANCE DELIGHT(10周年記念/開催地は大阪)へのシード権を手にした彼等3チームが、本戦でどんな戦いを見せ付けてくれるか…今からとても楽しみである。
'02/11/8 UPDATE
Editor:KIKORI / Photo:ENO-KID
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