TDM - トウキョウダンスマガジン

MASTERS CLASSIC 2001/07/21

そして注目のソロバトルコンテスト
1人4エイト〜8エイトの間に、どれだけのアピールができるかを競います。それぞれ予選を行ってから決勝を行うという形で、DJの繰り出す曲にいかに「ノる」か、「GROOVE」をだせるかという事に加えて、ブレイク、ハウス、ヒップホップそれぞれのスタイルをアピールできるかどうかということも重要なファクターだったようです。

ブレイキンではエアーをしっかり抜いてきたSHINYA(Floor Masters)、ハウスではオーソドックスなカタチで見せたNYスタイルが評価されたと思われるO-ISHI(So Deep)、そして参加者数が多かったヒップホップではReal ShitのKOTAが2冠を達成!
ココで終わらずにさらに続くのがこのイベントのすごいところ。ゲストダンサーのショウタイムが始まります。最初から並べると
・Rock Steady Crew Japan ・S.T.O.
・Six Senses ・Slugger
・So Deep ・GelaKetz
・Choco Ball ・Darkside of BabyNail+Double Trouble
・Butter ・Sound Cream Stepperz
・CRiB feat. IMAEDA ・KRUD
・Funkastick





という大御所と若手の成長株がずらりと並んだラインナップ。どのダンサーも大舞台にふさわしいパフォーマンスを見せてくれました。そのなかでも、ステージという場を上手く使おうという構成がよく見えたR.S.C.J.やSo Deepと、クラブのノリそのままのパフォーマンスで異彩を放ったCRiB feat. IMAEDA等の違いが印象的でした。その中でもステージの照明を使って影絵までやって見せたSound Cream Stepperzは、「見せる」という意識、技術においてさすがの貫禄でした。
主催やジャッジ、出演など、様々なレベルで東京/日本を代表するダンサーが集まったMASTERS CLASSIC。コンテストの評価基準や運営体制などにまだ検討の余地があるようには見えますが、過去のイベントとは一味も二味も違った切り口を持っていることは確かでした。このメンバーが集まったというだけでも、その意義はとても大きいはずです。これからも継続して行われるという事なので、今後の動向にも注目&期待しましょう。
'01/09/04 UPDATE
Editor:JIRO
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