TDM - トウキョウダンスマガジン

B-BOY PARK '99 -20-22nd, August, 99-
このイベントの、Crazy-Aの挨拶の中で「これが真のHipHopです。ヤラセはいっさいありません。じっくり見ていってください。」というセリフがあった。取材に訪れているメディアを意識して出た言葉だ。何度かCrazy-Aとやりとりする機会があった。今でも印象的でよく覚えているのが次の言葉だ。
「HipHopって何って(雑誌や新聞に)よく質問されると答えるのが難しいんだけど、俺ら、としか説明しようがないよね。俺らがやってきたことがHipHopだし、それに今これだけたくさんの若い子たちがついてきてるんだよね。」
この夏の3日間、朝から夜まで駆けずり回った我々であった。オフィスに寝袋で泊まって翌日にそなえ、休みなく回した取材VTRは20本以上に及んだ。カメラマンは腕の筋肉痛に苦しんでいた。しかし、それでもずっと見てきてよかったな、というのがスタッフ全員の感想だ。このB-BOY PARK 99は、参加者、観客の胸に強烈な印象を刻み込むと同時に、HipHopシーンの歴史の一コマとしても記録されたように思う。その場に立ち会えたこと、そしてスポンサーの獲得からメディア誘致という裏方の仕事にも携わり、このイベントをサポートする一翼を担えたことはDDFの誇りでもあり、喜びでもある。
HipHopカルチャーの生まれた20世紀最後の年、2000年。今年はさらにパワーアップしたB-BOY PARK2000が行われるはずだが、皆さんもぜひその場でこの感動を体験して欲しい。
'00/01/05 UPDATE
Editor:AOYAMA
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