TDM - トウキョウダンスマガジン

HIDEBOH・own style (自分自身、自分流)
ファッションにはこだわっていますか?
業界で一番パンタロンの似合う男って言われますね(笑)。今ある世間の形とかにとらわれるのがまずダメなんですよ。自分の形とか、ラインにこだわりがあって、変な話だけれど自分の中のHIPHOPとかストリートファッションをMIXして何かにしたいんだと思う。自分のピンとくるラインとかがやっぱりあるんでしょうね。シルエットが結構大事ですね。周りに流されたくないです。
お勧めのブランドはありますか?
僕、ストライプスってやってるでしょ。それで、オーバーザストライプスって言うのがあるんですけど、結構かっこいいですよ。あとは、guiding lightとかかな。結構洋服でもあまり知られていないアンダーグランドっぽいものが好きですね。
最後に今の若いダンサーたちに何か一言ありますか?
周りに影響されるのっていいことだと思う。まず何か刺激を受けないとしょうがないし、何も始まらないでしょ。そこから出発しないと、訳分からなくなると思うんですよね。そして、自分はこうなんだなというのを知って本当にやりたいこと見つけたほうがいいと思う。「あの人がこれをやっているから俺もこれをやります。」ではなくて100個のダンスを習ったら100種類の自己流ダンスへ変える事をしてほしいですね。一言で言うと「己を知る」ってことですかね(笑)。own style 自分自身、自分流、見たいのはその人、その人の個性なんですよ。
ダンスレッスンのスタイルっていうのは?
今はね、ダンススタイルの技術どうのこうのっていうよりも、その技術を使いこなせるだけの体を作る。簡単に言ったら、ダンサーをアスリートにしたいのね。競技者としてダンスを極められる人。ラテンとかJAZZとかBALLETっていうのは俺はある意味アスリートやと思うしね。なんでかって言うと、技術部分以外のこともコントロールしてると思う。昔と違って技術や情報はすぐ手に入るけど、その代わりに昔にあったハングリー精神や気持ちの面がすごく不足していると思うねん。だから、それを補う為の筋トレもやり始めてるねん。こんなスタイルのダンススクールなんて、あまりないと思うで。自分の年齢的なことを考えると次の世代に伝えていかへんかったらあかんと思うしね。いろんな形があって、俺よりも年上で良いショウを作り出して、生涯現役の人も結構おるけど、俺はあえて次世代へ伝えていこうと思ってるねん。
今回のインタビューは終始、楽しい雰囲気で行われた。ストリートダンスにTAPという新しい形のスタイルMIXしたHIDEBOH氏のダンスに注目していきたい。そして、これからもFUNK A STEPを更に広めていってほしい。
2002.10.17のDAB-DAB出演の映像:
movie: 906KB 906KB
'02/10./29 UPDATE
取材場所: dj bar / o.p.t
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