TDM - トウキョウダンスマガジン

Beat Buddy Boi 〜 a team spirit 〜
Beat Buddy Boi 〜 a team spirit 〜
akihic☆彡率いるBeat Buddy Boi が生み出すダンスライブ「BBB SHOCK LIVE」。2013年10月4日からはじまるその第5弾に向けて制作を進めるメンバーたちに、今、自分たちが創り上げているライブ、そしてライフを聞いてみた。

一人一人に信念があり、自分と勝負をしながら挑戦する日々。一番の表現はダンスだけれども、いろんな表現を通じてダンサーが発信できるエネルギーと影響力の可能性を生み出していく。やはりこの時代のキーワードになっているのは“チーム”なのではないだろうか。お互いをリスペクトし、良いところは伸ばしていける、欠けているところは補え合える、そんな仲間の大切さ。もちろん、個人の能力が高ければ高いほど、アーティストであればあるほど、その影響力は大きくなる。彼らの目標は武道館!それまでの道筋を紹介していきたいと思う。

●Beat Buddy Boi

akihic☆彡、SHINTARO、SHINSUKE、TOYOTAKA、RYO、YASS、gash!の7人からなるパフォーマンス集団。自らの身体で音楽を奏でるが如く繰り広げられる発想力豊かなダンスは観る者を瞬く間に虜にする。 DANCE@LIVE、DANCE@HERO、DANCE DELIGHTなどのビックイベントでも輝かしい成績を収め、ストリートダンスの限界を超え、新たなエンターテインメントとして昇華。 またストリートダンス史上初、単独ワンマンLIVE「BBB SHOCK LIVE」を開催し1000人以上の観客を動員した。 日本だけでなく海外からの人気も高くストリートダンスシーンの枠に収まらない活躍をみせる。

Beat Buddy Boi 〜 a team spirit 〜

感覚的に「あ、わかり合えるな。」ってわかった。

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Beat Buddy Boi (以下、BBB)を組んだきっかけは?

akihic☆彡

akihic☆彡まず、SHINTARO、SHINSUKE、RYO、TOYOTAKA、YASSくんが、5人でOverflowというチームで活動をしていました。自分は昔から言うと、LOCKIN' ON、7DOWN8UPPER、Rip steeeez.っていうチームを組んできて、でも、ずっと1人でいたような感じなんですけど・・・。

そこに、秋田から上京したgash!くんが、僕のレッスンに来ていて、ちょっといい動きしていたから、「一緒に練習しないか?」と声をかけて、生徒でチームを組ませたんです。その中でもやっぱり生き生きしていたんで、「一緒にやろうぜ。」ということになりました。

それから、東京ガールズコレクションだったり、THE ABSOLUTEだったり、いろんな大きなイベントに呼んでいただける機会があって、この7人になっていきました。

でも、みんなチームを個々に持っていたので、ユニットっていう形になりつつあったんですけど、「どうせならチームにしたいな」ということで、結成しました。

もともとOverflowの5人は知っていたし、gash!も生徒だったので、同じダンスが好きというか、ひとつにこだわらない感じ、ヒップホップと言っても、いろんなジャンルが好きで、いろんなことを取り入れているチームだったので、そういう部分で、気持ちが合ってる部分がありました。

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Overflowの活動はどれくらいあったんですか?

TOYOTAKA

3人の頃を入れると、4年くらいですね。

SHINSUKE

まずSHINTARO、TOYOTAKA、自分の3人でDANCE DELIGHTに出たくて、組んだチームがOverflowです。でも、散々な結果に終わって、しばらくちょっと空いて、またやりたいねとなった時に、7DOWN8UPPERもそうですけど、「人数増やして5人でやりたい!」ってことになって、誰かいないかなと探した時に、そしたらちょうど、RYOくんと、YASSくんが2人でBARDACKっていうチームを組んでたんですけど、コンテストに出れば優勝か2位かっていう勢いだったので、ナンパしました。

TOYOTAKA

Overflowを組んだ時は、みんな練習場所が新宿の損保ジャパンビルで、一緒だったんです。SHINTAROとかSHINSUKEは、俺がバトルに出た時に出会って、RYOとYASSも新宿に来ていて、パッとダンスを見たら感覚的に「あ、わかり合えるな。」ってわかったので、それでみんなに話しかけました。

あとは、僕からするとakihic☆彡さんは憧れの存在だったので、一度話をした時に、すごく良くしてくれたので、そういうのをきっかけにだんだん仲良くなっていきました。

その中で、gash!と、僕と、SHINSUKEと、akihic☆彡さんは同じ舞台に立たせてもらって、その時にまた仲良くなったりと、そういういろんな細かいエピソードが集まって、結果組むことになりました。

ダンスだけでは生きていけない。


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今回、5回目のワンマンライブということで、尺としてはどれくらいのショーをお届けするんですか?

akihic☆彡

2時間くらいですね。踊りと、基本的にライブというものを打ち出しているので、舞台と違って座りの席で観るものとは違います。お客さんも一緒に盛り上がって観て欲しいので、僕らもマイクを持ちますし、生でサンプラーに音を打ち込んだり、照明とか映像を操ったりとか、ライブパフォーマンスをしています。

ダンスの割合は、曲で言うと50分くらいで、MCが30分くらいあったとして、その他、演出が入ります。でも、結局、喋っていると盛り上がってきちゃいますけどね。

TDM

喋りもできちゃうんですね。

akihic☆彡

akihic☆彡個々に違いますけど、RYOは口が達者なんで、わーっと喋ったり、TOYOTAKAはマメなんで、「次はいつだっけ?」と振ってくれたり、俺は全般的に適当にしてるタイプです。SHINTAROも言葉は上手いですね。嘘をつくのが上手いので(笑)。

SHINTARO

え!?(笑)


akihic☆彡

YASSくんは、マイクを持ってますけど、喋らないです。たまにボソッと話すのがおもしろい。

SHINSUKEは完全に、ギャグですね。体張る、上島竜兵タイプです。そういう風にキャラがあって、ストーリーもあるわけじゃないので、2時間を通して、テレビを見ているような、アーティストのライブを観に楽しみに来ているような感覚で観てください、という感じです。

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音作りもやってらっしゃいますよね?ライブに関わるものはすべてオリジナルですか?

akihic☆彡

全部じゃないですけど、いずれは全部オリジナルで打ち出して、それで踊りたいという気持ちは強いです。

心の中にダンスだけでは生きていけないというものがすごくあるんです。音を作らなきゃ、と。音作りの先生でGROOVIN/SLASHのSHINGOくんというのがいて、ファーストアルバムに関しては、SHINGOくんにうちらの気持ちを全部伝えて、ほとんど作ってもらいました。その中には俺の作った音もありますけど、次回作くらいで、半分以上はオリジナルになれるかなと思います。

Only one, SHINSUKE!


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今までライブを4回やってきて、構成的にはライブパフォーマンスというコンセプトは変わらずですか?

akihic☆彡

そうですね。例えば、ミスチルが毎回ライブでお客さんが喜ぶ曲として、『イノセントワールド』を歌ったら絶対盛り上がる。昔のファーストアルバムの曲だけど、『抱きしめたい』を歌ったらみんなが泣くわけじゃないですか。そういう感覚ですね。だから、必ずライブのどこかにみんなが知っているネタを入れるんです。

ダンサーってひとつの作品を、結構捨てていくと思うんですけど、俺は、それは良くないなと思っています。それは、7DOWN8UPPERの時からみんなで言っていました。だから、ネタに全部名前が付いていました。バスケネタ、SHINSUKEがメインのおじいちゃんネタとか、マイケルネタとか、最近だとLEDネタとか。

あと、オープニングは毎回一緒なんです。なので、イントロの音が一音流れただけで、盛り上がります。それが、俺はいいなとずっと思っていました。

それをすることによって、お客さんの気持ちも近くなってくる。もちろん新曲もあったり、映像を使ったネタも、最初は小さい画面サイズでやっていましたが、前回は特大LEDでやったり、グレードアップしているんです。

でも、既存は変わらず、そういうところは大事にして、捨てないように、いつまでも覚えてもらえるようにしています。確かに、ネタをやってから5年後にまたやることで、盛り上がることはあると思うんですけど、毎回同じことをやってもお客さんに喜んでもらえるような作品作りをしていきたいですね。

TDM

“残る作品作り”ですね。

RYO

akihic☆彡普段のショーとライブだといろいろ違いますね。ショーでしか観られないことと、ライブでしか観られないことと、上手く使い分けています。

TDM

回を重ねて来たことで、ぶつかることや、上手くいかないなと思うことはありますか?

akihic☆彡

演出面はTOYOTAKAに任せているんですけど、要は発想勝負なので、うちらにはないものをTOYOTAKAがYouTubeとかを見せてくれるので、そういうことで助かってます。

TOYOTAKA

TOYOTAKAバカみたいにずっとお笑い観ていたり、映画観に行ったり、舞台観に行ったり、なんかヒントはないかなと思って見ているので、その場でパッと思いつかなくても、今まで観たもの中からこんなアイデアができましたというのが、たまにできちゃったりしますね。普段からヒントを探すようにしています。

あとは、SHINSUKEをどうやっていじったらおもしろくなるかを、常に彼を見ながら、僕だけじゃなくメンバー全員で普段の練習から考えるようにしています。

akihic☆彡

そこが悩みでもあるんです・・・。

カッコいいのを作っていても、なぜか、「SHINSUKEがやったらおもしろいよね」と、どんどんおもしろい方向に向かうんです。せっかくかっこいいもの作ってたのにギャグになっちゃう・・・。

TOYOTAKAが、SHINSUKEの動きを思いついて言うんですけど、「うん、それは今じゃなくてもいいよね。おもろいけど!今度にしようね。」と言ったりはします。ま、それくらい考えてくれています。・・・悩みではないですけど(笑)。

TOYOTAKA

それくらいポテンシャルは高いですね!


akihic☆彡

でも、それくらい考えていることで、うちらじゃないとできないことだし、SHINSUKEだからこそできることがある。こいつ1人だとくそつまんないんで。

全員

TOYOTAKA(笑)。

TOYOTAKA

そんなこた、ないですよ(笑)。

akihic☆彡

今日みたいな取材とかだと、本当につまらないんですけど、ふと、ポソっと言った一言がめちゃくちゃおもしろいんです。

TOYOTAKA

あとは動きですね。白いタンクトップ着ていてもおもしろい。出落ちですけど。

akihic☆彡

今日もネックレスおもしろくないですか?半分黒いですからね。

SHINSUKE

TOYOTAKA金属アレルギーなので。

TOYOTAKA

ほかにも結構、奇跡も多くて。ルンルンで新しい時計つけてので、「へぇ〜」と見たら秒針がボロンと落ちたり(笑)。

その、1週間後に「新しいの買ったんだ〜!」と言ってきたので見たら、前と同じやつ買ってたり(笑)。「だから、それ、壊れるって!」みたいな(笑)。

全員

(笑)。


SHINSUKE

今日のネックレスもがっつりシルバーでいきたいところなんですけどね。

SHINTARO

おしゃれな人が付けていて、流行りはじめたんだけど、SHINSUKEが付けるとおもしろくなっちゃうんですよね。

TOYOTAKA

こんな感じでいつも全攻撃がSHINSUKEに集まっちゃうんです。

SHINTARO

でも、ボケのかまし方とメンタルはめちゃくちゃ強い。そのおかげで、ライブとかは1700人のお客さんをSHINSUKE1人で相手できるんですよ。それで、爆笑させられるし、そこがすごい。

TOYOTAKA

強いよね〜。そういうの、持ってるんだよね。

RYO

ライブを4回やってきましたけど、SHINSUKEの踊る部分は1回目に比べて半分くらいになっていますね。負担が増えています。

TDM

減るんだ!(笑)。

akihic☆彡

衣装を変えるための時間を任せることができますね。でも、それは仕方がないことっていうか、それを、彼も嫌がらずに納得してやってくれるから、2時間がもつというか。そういうやつがいないと無理なんで。

TDM

代わりが効かないってことですね。

akihic☆彡

はい、そういうことですね。

Beat Buddy Boi 〜 a team spirit 〜

今やっていることは、ダンスの未来に対して大事なこと。


TDM

今回は全国を周るんですよね。それができるくらい、地方のファンもライブに来てくれているってことですか?

akihic☆彡

そうですね。シンガポールからレッスンに来て、そのままライブに来てくれた人とか、北海道、沖縄、福岡からとか。福岡はライブもすごかったね。

TOYOTAKA

一番、盛り上がりましたね。

akihic☆彡

あとは、仙台も少ないながらも超盛り上がったよね。意外に福岡に比べたら名古屋とかはそうでもなかったり。

TDM

そんな全国のお客さんたちを集めて、武道館に行こうってことですね。

akihic☆彡

そういうことですね。一部の人からみると、アイドルみたいな、ファンサービスしてるから、いろいろヤイヤイ言われるんですけど、そういうところをやっていかないと、成功はできないかなと。

ダンサーが踊るデカいとことろと言うと、チッタ(CLUB CITTA')は結構デカいじゃないですか。でも、チッタをダンスの1チームで満杯にするのは、難しいですよね。

TDM

はい、難しいでしょうね。キャパは1200人くらいですし。

akihic☆彡

その難しいことを、どんどん可能にしていって、ダンスアーティストになっていく。もちろん個々にアンダーグラウンドの仕事も好き。でも、俺は、メジャーな仕事も絶対やるべきだと思っています。

TDM

新しいメジャーの形ですね。

akihic☆彡

そうですね。音楽を作り出してる時点でアーティストですからね。メジャーの人たちと変わらない。

そう考えたら、今うちらがやっていることは、今後のダンスの未来に対してすごく大事なことをやってるんじゃないかなと。ここで、諦めたら、そういうことをやるやついなくなるんじゃないかなって。

今はバトルが主流になっています。バトルに勝つのも大事だけど、子どもに、「バトルで勝てるダンサーになりたい」って言われた時にすごく悲しくなりました。極端に言えば、ダンスはお金にならなくてもいいっていう感覚なんでしょうね。

TDM

自分が好きなことをやって、それが必要とされれば、お金になるというところに、どう持っていくか。BBBは、そのためにもファンを魅了していくってことですね。

akihic☆彡

akihic☆彡はい、今の自分たちをそのまんま上に持っていきたいんですよね。

俺は、19年ずっとアンダーグラウンドでやってきて、バトルやコンテストに出たりしていろいろ経験してきたものを、そのままここ(BBB)に持ってきたいんです。

でも、そうやって言ってる人はいっぱいいるんですよね。だけど、結局、メジャーなことをしないから、メジャーに進めない。

だから、俺は、このままこれをアーティスト化すればいいんじゃないの?って思います。もともと、俺は、ダンスをやる前から芸能人になりたいと思っていましたし。「それは上手くいかない」と毛嫌いする人もいますけど、でも、それをやっていかないといけないなとずっと思っていました。

大きな目標ができたので、そこに向かって全員が突っ走れている今の環境が僕は幸せ。


TDM

4回やってきて、集客がどんどん伸びてきていますね。

akihic☆彡

最初は500人で、こないだの4回目は1700人でした。

最初は「500人もくるかな?」と言っていたのに、4回目で物販に500人並んでました。

TDM

すごい!逆に、武道館に行ったあとはどうなっちゃうんでしょうね?

akihic☆彡

1年に1回は武道館が成功させられるようになれたらいいですね。武道館が当たり前になればいいかなと。武道館で成功して1万人動員できると、ある程度の雑誌の表紙を飾れるらしいんですよ。それを聞いて、そうなれたらいいんじゃないかなと。

TOYOTAKA

TOYOTAKA武道館に行ったら行ったで、またスタート地点に立てるんじゃないかなと思います。

最初にBBBを組んだ時の目標が、JAPAN DANCE DELIGHTで優勝することだったんですよ。それで、ワッー!と一生懸命やって、なんとか優勝できました。

それから、7人で、「次、どうしようか?」となった時に、「武道館ライブを目指さないか?」という話をカリスマカンタローさんとかとしました。みんな正直「ブドウカン??」とはなっていたんですけど、JAPAN DANCE DELIGHTの次の大きな目標ができたので、そこに向かって全員が突っ走れている今の環境が僕は幸せだなと思います。

次に武道館に行った時にも、この7人でずっと突き進んでいるこの気持ちがあれば、また新しく大きい目標ができて、そこに向かって進めるんだろうなと思います。

TDM

子どもたちの未来になりますね。

akihic☆彡

そこが、目標ですね。

いろんなものを見てほしい。そして、チームを大事に。


TDM

では、最後に、ダンスをしている若い世代や、ライブに来てくれる方へ、それぞれからメッセージをお願いします。

SHINTARO

SHINTAROダンスをやってる人たちには、上も下も関係なく、頑張り続けるから一緒に頑張ろう!という感覚です。

僕らはBBBで、いろんなことが経験できているから、若い子たちには、いろんなシーンを毛嫌いしないで、とにかくいろんなところで挑戦してってほしい。そこで挑戦したら良くも悪くも結果が出るので、いろんな分野で個性を出してけると思います。

ダンスの部分でしっかりやれれば、その先にやりたいことも、ダンスの延長上でできると思います。たとえば、akihic☆彡さんやYASSがやっているアパレルブランドだと、ダンスも服も好きだからやってることだし、ダンスをやってるから怪我した時のためにスポーツトレーナーになるとか、いろんなことが見えてくると思います。みんなで努力してダンスをやり続けていけば、そういう部分で先はあると思います。

僕らのライブに来てくれている方は、20代前半の子が多いんですけど、年齢層は幅広くて、自分たちのお母さん世代の方も喜んで観に来てくれたりします。それぞれの年齢層におもしろいと思ってもらったり、憧れてもらったり、感じ方はそれぞれだと思うので、それぞれの感じ方に捉えてもらえるようなパフォーマンスをこれからもしていきたいなと思っています。

SHINSUKE

SHINSUKEダンスで何かをしたいと思ってる人たちに向けては、いろいろ迷うことが何回もこれからあると思うんですけど、なぜ自分たちがここまで来れたのかを考えると、やっぱり、常に何かに挑戦する気持ちを選んできたから、ここまでの結果が得られたと思っています。

しんどくなくる時も、めちゃくちゃあります。「こっちの安全な方を選んだほうがいいんじゃないかな?」と思った時も何回もあります。

でも、あえてこっちに挑戦してみようと思う。それで、失敗したことももちろんあるんですけど、上手くいった時がすごく大きいと思います。新しいことをやるにしても、おじいちゃんネタの時も、かっこいいショーを作ってたのに、おじいちゃんを自分がやることに、だいぶ迷いはあったんですけど、結果、すごく皆さんに愛していただけるものができたので、良かったです。


RYO

RYO若い子たちへのメッセージは、僕も上の人ではないのでアレなんですけど、チームを大切にしたらいいんじゃないかなと最近、思います。1回踊ったらやめちゃう子も多いので、続けられないのかなと。

僕は高校からチームを組んでて、仲が悪くなってやめたことはなくて、Overflowのみんなも5〜6年仲がいいし、その前のチームとも繋がってるし、チームをぽんぽん簡単に辞める子の気持ちがなかなかわからなくて。

続けることでいろいろ悪い面もあるかもしれない。バトルや個人で出ていける場もあるので、チームに対してのこだわりはないのかなと思うんですけど、だからこそ、チームで活躍してる人たちって輝いて見えるから、そういうチームがいてもいいのかなって。最近そういうチームが少ないなと思います。

もちろん、個人として頑張るのは当たり前なんですけど、それが集まって、個性のあるチームに若い子たちの仲でも増えていけば、もっとシーンが多様化していくと思うので、そういうチームがもっといたらいいと思うし、期待しています。

TOYOTAKA

TOYOTAKAダンスに限らず、興味があること全般に手を出して、行動に移してほしいです。

BBBだったら、バスケットボールをやってたメンバーがいるから、バスケの作品を創る時に、いろんな表現ができたり、サッカーでも、映画でも、なんでもいいと思うんです。

ダンスをこれからずっとやっていく中で、音楽とダンスも純粋に大事だと思うんですけど、いろいろもっと多様化してもいいのかなという気持ちがあります。

エンターテイメントになってもいいと思うし、ダンスの表現として、何か違うアクセントが加わってもいいと思います。

「ダンスがあるから忙しくてできない」じゃなくて、無理してでも好きなことやっちゃえば、どういう形かわからないけれど、活きてくるんじゃないかなと思います。

お笑いを見るのが好きだけど、果たしてダンスの役に立つのかな?と思ってました。けど、ライブの時に、じゃ「SHINSUKEをこうやって動かしたら面白いな」っていうアイデアに活かされたりとか、何がどこで活かされるかわからない。とりあえず、好きなことをやれっていう気持ちです。

YASS

YASSダンスに限らず、好きなことだったら追求したいと思うし、できなかったことができるようになったら楽しいと思うので、もっとダンスを追求していってほしい。ダンス以外のことも、遊びでもなんでも、ダンスと同じように本気でやってたら、行き詰まることもないし、楽しくなるんじゃないかなと思います。

チームも大事だし、バトルや個人で頑張れるのは、周りやチームの仲間がいるからこそだと思うので、周りをもっと大事にしたらいいと思います。

gash!

gash!ダンサーは人とのつながりが大事だと思います。

若い子は先輩とか、苦手な子とかがいると、つるむのを嫌がる子が多い。たぶん、めんどくさいと思ってるんでしょうけど、上の人の話を聞いたりするのは、大事だと思います。そういうところでの生まれたり、つながるものってたくさんあると思うので、いろんな人を毛嫌いせず、いろんな人とつながっていくことで、道が開けることもあると思うので、それを大事にしたらいいんじゃないかなと思います。

akihic☆彡

akihic☆彡普通に頑張ってくれればいいんじゃないですかね。あんまり、これをこうしなきゃいけないとか、あんまり縛り付けるのは好きじゃないので。

ただ、自分が生徒に伝えてるのは、ダンスだけやるなと。

ダンスが好きだし、ダンスの練習するのも、スキルを磨きたくなるのもすごくわかります。でも、僕もバトルジャッジやキッズのダンスをいろいろ観ている上で、最近感じているのは、みんなめっちゃうまいんですよね。でも、華がない。

要は、1人として見れないというか、観てても、コピーロボットが踊ってるように見えたりとか、すごいウェーブとかうまいと思っても、ダンスの練習をしてるだけなんだねという感じに見えてしまう。

それは、さっきみんなが言ったような、いろんなものを見るというところにもなってくると思うし、チームを大事にするという部分で、何か自分に必要なものが見えてきたりとか、そういうところが大事だと思うんです。

子どもたちって意外と孤独なんです。バトルで勝つと、1人になってしまったり、チームをやめちゃったり。そういうのはすごくさみしいので、チームをやめるとしても、筋を通してやめることと、ダンスの練習をもちろんするべきだと思うけど、それだけじゃなくて、しっかりと音楽を追求することだったり、いろんなものを見ることだったりを、意識した方が、個性がもっと強くなって、たとえば、akihic☆彡という名前がとどろくようになったりする。

もっと、遠くというか、未来を見てほしい。今そこだけのことを見てたらスキルだけ頑張って練習してればいいかもしれないですけど、それが、10〜20年後に活かせるのかというと、やめてく子の方が多いのかなと。

せっかくやったんだし、ダンスってすごい力を持っているので、もう少しいろんなことに挑戦して、個性をもっと出せるような、そうできる先生も増えていったらいいなと思います。

あとは、単に自分のダンスを教えるだけじゃなく、一人一人の個性をもっと活かせるような先生もどんどん増えていったらいいなと思います。

TDM

素晴らしい!楽しいインタビューでした。ライブ、頑張ってください!ありがとうございました!

interview by AKIKO
Photo by imu
'13/07/08 UPDATE
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