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“Barcelonaオーディション”in DABDAB
ディレクターTATSUO×Ohishi対談
“Barcelonaオーディション”in DABDAB ディレクターTATSUO×Ohishi対談
2008年5月29日 (木) DABDABの開催が決定。当日、あるオーディションが行われる。“Barcelonaオーディション”と題して、今夏のWORLD WIDEのステージに出演するハウスダンサーを募集。今回ディレクターを務めるOhishiと共に、作品に参加してもらう若手の才能を見つけ出すのが今回の目的だ。実はこの仕組みは過去に“Synergyオーディション”として実施したもので、今回の特集では、“Synergy”でディレクターを務めたTATSUOからOhishiに過去のディレクター体験談を語ってくれた。今回のオーディションに興味のあるダンサーは必読!

“Barcelonaオーディション”とは

2008年5月29日に開催されるDABDAB@axxcisで実施するハウスダンサーオーディション。合格者はディレクターとなるOhishiを含む数名のハウスダンサー (調整中) と共に、7月27日 (日) 品川プリンスホテル内ステラボールで行われるWORLD WIDE 2008 summer partyにてDirected Numberに出演。今回はメイン楽曲としてFlat Three月嶋カリンを迎えての“Barcelona” (Flat Threeのアルバム「Sky Is The Limit」収録) を生バンド形式で行うステージが決定している。

“Directed Number”とは

2007年夏のWORLD WIDEでの“Synergy”、“UMU凝lle ction”から始まった実験的なナンバー。ディレクターとして経験のあるダンサー or チームを設定し、彼らを中心に、若手ダンサーの才能と相乗するような、普通のショウケースとは違ったナンバーになることが目的である。若手ダンサーの選出方法はディレクターによって異なるが、今回のようなオーディション形式をとることがある。ショウのクオリティとして、ディレクターになるダンサーを中心に、よりダンサーの考えが入り込んだものにするべく、ディレクターには、ある程度決められた内容に対して求められること・求めることに興味があり、シーンにも影響を与えるような人物が選ばれ、なおかつ、若手ダンサーの可能性を引き出しながら、一緒に作品を創り上げていく。

(L→R) Ohishi, TATSUO
  TATSUO

今年14年目を迎える、フロアを取り入れたオリジナルハウススタイルを確立したDANCE TEAM“GLASS HOPPER”のリーダー。日本のみならず世界各国の数々のコンテストやバトルでチーム、ソロともに数多くの賞を獲得する。国内外のワークショップ、舞台演出など、指導する立場としても幅広く活動中。

・グラミー賞受賞HIPHOPアーティスト「SPEECH」のダンサーとして、ライブに参加
・2006〜2008年「THE TOUR OF MISIA」tour dancer
・JUSTE DEBOUT 2007 "JAPON" 優勝
・Funkin Style 2007 ドイツ 5on5 world dance battle 準優勝
・JUSTE DEBOUT 2008 "PARIS" 準優勝


Ohishi

ダンスチーム「So deep」として活動。チームとしてRAVE2001 HOUSE優勝、JAPAN DANCE DELIGHT FINALIST等、東京を中心に全国各地のパーティに出演。チームメイトTakesabulowと共に2007年Super Friday 2on2バトルHOUSE優勝、PUSHIM等アーティストPV出演、DVD『Tokyo Independent(ALMA)』、『X-Step Colection』等多数出演。またDJ、オーガナイザーとしても、『Cabaret』@WARE HOUSE702主宰、渋谷Seco Barでの『T.U.G United』に参加。DJ Nori、Alex From Tokyoや、N.Y Masters At Work Crewである、Alix Alvarez、Mr.V、Tommy Bones等、数々の海外のDJとの共演も経験している。
http://www.myspace.com/so_deep_ohishi
『Cabaret』Official Site


(L→R) Ohishi, TATSUO
 

1年の上京、10年の帰郷、そして今・・・。

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まず、今回の話に移る前に、前回“Synergyオーディション”でディレクターを務めてくれたTATSUO君のをご紹介。彼の思い描くダンサーとしての生き方、リアルな自分を語ってもらいたいと思います。彼は一度20代前半に1年間だけ上京していました。そして1年後、地元徳島に帰郷。そして、2006年に再び東京に戻って来てからの活躍はご存知の通り。では、当時のことをざっくり語っていただきましょう。

TATSUO

TATSUO20代前半、その時は「いろんな世界を見たい、知りたい!」っていう気持ちで、テレビの仕事もしたし、ストリートダンスの世界でいろいろなつながりを作って、ショウタイム出たり。バイトもちょっとしかしてなくて、超貧乏で、1日300円くらいで生活してて、とにかく毎日ダンスばっかしてた (笑) 。それで、決めてた通り一年後に徳島に帰った。あの一年間は集中してやったよ。それから徳島には、10年くらいいたかな。徳島に帰ってからはまずスタジオを作ったんだよね。

徳島では、みんなのモチベーションを上げるのに苦労した。見てるものが (東京とは) 全然違うから、「誰よりもうまくなりたい!」とか「プロになりたい!」とか、(目的として) そこにいきたい!って思う気持ちがなかなか生まれない。やっぱり、ダンスだけでやっていけるっていうものが見えないし、生徒たちも仕事をやりつつ、趣味でダンスをやってる子ばっかりだから、俺たちがすごい真剣に教えても、ある程度までしか吸収できないというか。「ちょっとできればいいかな」っていうレベルになっちゃう。もっと頑張ればもっと楽しいのに!って思うのに、そこまでいけない・・・。

だから、モチベーションを上げるために、定期的にコンテストをやったり、毎月イベントをやって、そこに絶対参加させる、いいものを出さなきゃいけないっていう状況を作る、っていう作業をずっとやってた。イベントもブライアン (Brian Green) とシャン (Shan) 呼んだりして、人も入ったし盛り上がったけど、モチベーションの面ではなかなか難しかった。

当時は自分のダンスのことより、“生徒をどう育てるか”とか、“人をどう集めるか”、“イベントをどう盛り上げるか”を考えてた。つまり、ずっと現状維持してたんだよね。で、「あれ?ちょっと待てよ。自分のダンスを全然やってない!」ってことにやっと気づいた。これはまずい!って思ったんだけど、その時点でいろいろやってたから、中途半端にレッスンの量を減らしただけでは切り替えられない状態で、全部辞めてこっち (東京) に来たんだよね。行き当たりばったり。計画性がないんです(笑) 。でも、出てきてすごい良かったと思ってるよ。

TATSUO徳島にいるときは忙しくってまったく自由な時間がなかったけど、こっちでは自由な時間があるんだよね。ゆとりがあるっていうか、ちょっと暇だから何か見に行こうか、どこか遊びに行こうかっていう瞬間がいっぱい。やっぱそういうのがないとダメだなって思う。だから、今は昔に比べたらダンスシーンには興味がないかな。周りがどうとかっていうのをあまり考えなくなったかもしれない。自分がどう在ればいいかっていうのを考えるようになったから、実はあんまり状況を見てない (笑) 。

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では、TATSUO君の描く、自分の理想のダンスライフは?

TATSUO

最終的にはかっこいい、いい歳のとり方をして、ずっとダンスに関わって生きていければいいかなとは思う。いろんなところで自分のダンスを観てもらいたいっていうのもあるし、世界中でショウとかもやってみたい。チームでもソロでもいいし、とにかく、もう、見せたい!

ダンス的にはまだ自分のこれでいいと思えるところには来てないけど、その今の段階からもう出していきたい。それで、自分が変わっていきたい。 (理想の自分が) でき上がるまで待って出てたら遅すぎるから。とにかく、下手だろうがなんだろうがいいから、観てもらいたい。それがダメでもいい。見て、それに対して感じたことをもらいたい。それによってすごく変われるような気がするんだよね。

日本だとやっぱり他のジャンルの人たちと一緒にやりたい。コンテンポラリーに関しては、もともとすごい好きなの。面白い。もちろんコンテにもよるけど、やっぱりNoizmが一番やっぱりすごいやられる。「うぉーなんだこれは!自分のやってるダンスがちっちゃく見える!」みたいな (笑) 。舞台として、すごいんだよね。自分が何回か舞台をやったことがあるなんて口にすることができないくらい。その差がありすぎる。ダンサー個人個人としてもすごいと思うけど、やっぱり舞台に興味があるから、演出のすごさとか舞台としての完成度の高さに惹かれるね。

Noism04 (ノイズムゼロヨン) :
ダンサー・振付師・りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督の金森穣を主宰とする2004年に創設された日本初の劇場専属の芸術団体(レジデンシャルダンスカンパニー)。りゅーとぴあとは新潟県の新潟市民芸術文化会館の名称で、カンパニーはここでの予算を公演にかかわる事業費などあてて活動している。

あのメンバーでやるんだったらもうちょっとできたかな。−TATSUO

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そんなTATSUO君にお願いした前回の“Synergy”の話に移ろうかな。あの時は前例のないDirected Numberの第1弾としてTATSUO君とPINOにお願いしたんだけど、率直にやってみた感想はどうだった?辛口でいいよ。

TATSUO

率直な感想・・・そうだなぁ・・・。本当はすこし残念だったんだよね。何でかっていうと、1つのものに対して皆片手間でやってる感じがした。無意識かもしれないけど「これはこれくらいの分量でやればいいか」っていうのが見える。練習に来て、「その間だけ集中しよう」って。それではやっぱり作品のクオリティが上がらない気がする。

TATSUOおそらく、初めからそうだったわけではなく、たくさんの場数を踏んでいくにつれて、いつの間にかひとつの作品に対しての思い入れが薄くなってしまってるのかなって思う。だから前回は、どれだけそのことを大事に考えてやるべきなのか、考えたいなって思わせるにはどうすればいいか、って考えた。とりあえずリハに来て、「じゃ、どうする?」ってなっちゃうと、やっぱりその時間だけになる。そうじゃなくて、“作品のコンセプトがあって、伝えたいイメージや想い”を伝えれば、「あ、ここはこんなイメージないんだな」って考える。そしたらリハじゃない時でも、「イメージに合うには何が必要か」って思いながら色々なものを見れるし、イメージが膨らむ。それを次のリハに持ってくる。やはり考えている時間が長いほど、思いも強くなって、作品のクオリティが上がってくると思う。その想いが少ないと、その作品は絶対に良くならない。本当にいい作品を創りたいと思ってる時は自然とそうなっているはず。

まあでも・・・これはなかなか難しいとは思う。よくわからない状態でオーディションしていきなりやりますって言われてもね (笑) 。ただ、あのメンバー皆が本気でやれたならもっと良い作品が出来たかなと。

TDM

なるほどね。何か改善していくポイントはあるかな?

TATSUO

でも、そこまでの気持ちになりたくない人もいるかもね。「とりあえず、ちょっと面白そうだから参加してみよう」「そこまで重く考えなくても・・・・」って気持ちで考えてる子はいると思う。だから、初めは探り探りで、いきなり全てのことをぶつけずに、理解してもらえるようにゆっくりと伝えていった。

要は“クラブ的なノリでやるのか、舞台的にやるのか”っていうところかな。俺はあの時にも皆に言ったけど、どちらかというと、そこでしかできない、クラブでやるショウタイムではないものをやりたかった。でも、そういうのをやってきた人は少ないから、どういう方法や気持ちでやったらいいか、そこにどれだけの達成感があるかもわからない。わからない状況では気持ちも入らない。で、メンバーもバラバラの状況から集まってきてるからまとまらない・・・っていう状況がまず難しいから、色々と考えたよ。

TDM

“ディレクター”=“決断する”って意味の役割があると思うんだけど、その立場の人間がまず最初にやるべきことって何だろう?

TATSUO

まず一人一人を理解する。じゃないとまとまらないと思う。皆がどういう考えを持ってるのか、その人の性格だったりがわかってないと、皆に同じように話すより、「この人にはこう言ったほうがいい」とかっていうのは絶対あると思う。だから、それを把握するのは大事なことだと思う。

TDM

・・・ですって、Ohishiさん。今回の“Barcelona”ナンバー、よろしくお願いしますよ。

Ohishi

Ohishiう、うん (笑) 。俺が次にTATSUOさんとかPINOさんみたいに誰かとやればいいのか・・・。何をやればいいのか今やっとわかった。

TDM

それを前から説明してたんだけど・・・ (泣) 。それで、今回は楽曲がサッカー応援ソングの“Barcelona”に決まってるので、サッカー経験者のOhishiにまずお願いしたんだよ。・・・伝わった?

Ohishi

今完璧に理解しました (笑) 。
TATSUOさんが結構仕切った感じですか?

TATSUO

って言うか無理やり進めた (笑) 。俺の中でイメージとしてやりたいことがあったのよ。

Ohishi

曲は?今回みたいに決まってたんですか?

TATSUO

ううん、持ち寄った。でも、音が決ってる方が楽だと思うよ。

Ohishi

振りも全部TATSUOさんですか?

TATSUO

ううん、俺はほとんど作ってない。俺はイメージだけ言ってた。「ここはこういうイメージで、こう見せたいからこう動いてほしい」とか「こういう構成にしたい」とかイメージだけを言って作らせた。それで、「ダメ!違う!俺が言ってのはこうじゃない!こういうことだ!」って言って、もう一回作り直してっていう繰り返し (笑) 。でも、すごい皆考えてた。それを伝えるのが大変だったけど、俺が全部作っても意味がない。そういうのをやらせた方がいい。

TDM

TATSUO君は前回の“Synergy”でどういう画を見せたかったの?

TATSUO

ん〜、とにかく発表会っぽくしたくないっていうのがあって、クラブみたいに全員並んでユニゾンとかにもしたくなかった。そういう今までと同じ画に見える瞬間がないようにしたかった。でも、俺も最初はどうなるかわかんなかったな〜 (笑) 。だから、やってみたらわかるよ。

でも、やってみて良かったのは、「こういうイメージで」って課題を与えてみたら、クラブでしか踊ってないダンサーから、クラブでやってるような感じではないものが出てきた。だから、絶対それは引き出してあげたほうがいいと思う。そしたら、自分が考えてるよりも面白いものを創ってきたりする。それが、全員で出せる瞬間ができればいいね。それが出た瞬間に「あぁ、良かった」って思えたから。そしたら面白くなってくる。そこまでが時間がかかるんだけどね。

舞台の要素とストリートダンスをどう融合させるか。−TATSUO

TDM

ショウを創る上で大事にしてることって何?

TATSUO

さっきから言ってるように、舞台でやるのとクラブでやるのとでは全く違うと思う。舞台の場合は、全体の画で見る。“一人ひとりがどういう動きでやってるか”ではなくて、“こっちの人がこう動いているからこう動くのが面白い”みたいなのを全体として見る。次に、その時に照明がどう入るか、映像は何が入るかっていう話がくるから、創り方的には全然違う。“音があってこの音にこう踊りを合わせる”じゃなくって、“流れがあってこの音が来たらどういうイメージがあると面白いか”を考える。

もしかしたら、語弊があるかもしれないけれど、ストリートダンサー的にはちょっとその感覚はないのかもしれない。“踊りのこの瞬間がいい!”っていうのではなくて、“皆が一緒にこっちを向くから面白い”っていうのが舞台だとあるんだよね。それとストリートダンスをどう融合させるか、みたいなところかな。

TDM

OhishiがSo deepで創るときはどんな感じで創るの?

Ohishi

Ohishiその話はたまにするんだけど、結構俺らもとりあえず踊ってみてっていうよりはやっぱりイメージなんだよね。あと、曲を持ってる人が何かを言い出すのが多い。もちろん、さっきの話と同じで、練習以外の時間でも何かとイメージをリンクさせたものを持って来れる人がその日「これでいこう!」って強く言える。もちろん体を動かさないと伴わないけど、結構常に頭の中で考えるかな。イメージがホントに大事だってつくづく思う。だから、俺はイメージを膨らませることに時間をかけたほうがいいと思う。

TDM

具体的にはどういうイメージが出るの?

Ohishi

たとえば、クラブのショウにしても、歌モノだったら、「ここは全員で踊らなくてもいいよね」っていう感じ。でも、極端な話、「そこは全員がいい!」って思ってるメンバーもいるかもしれないけど、外で考えてきた人でイメージをパンって出すと言い合えるけど、何も持ってきてなかったら話にならない。

TATSUO

説得力がなくなるってことだよね。でも、ずっと同じチームだとすぐに一体感って言うか、皆が「そうだよね!」ってなるのは早いよね。

Ohishi

そうそう、そうっすね。そのスピードにはチームかどうかで差はありますね。だって、やっぱ俺は特にDJやってるからだけど、「この曲かっこいい。これはメンバーの●●が好きだ。」っていうのを前提で出せる。それを出すと俺のイメージしたとおりの反応をUEMATSUがしたり、これはSUBRAUだなっていうと、やっぱりSUBARUが一番反応したりする。

そういった意味で、今回一緒に踊る人をどう選ぶかが気になるんですけど、どうやって選ぶんですか?

TDM

方法でいうと、DJタイムの時間を作って、いきなりライトが当たってPINOがソロやって、ソロ終わりがオーディション開始の合図。次にTATSUO君が現れてソロをやったらジャッジ終了の合図ですって事前に知らせてた。

Ohishi

なるほど。

TATSUO

その間ずーっとフロアを見てたんだけど、面白いよ。皆受かるために“バトルしなきゃ!”ってバトルしてるんだけど、実はそこは見てない (笑) 。バトルしてないところを見てるのにみんなバトルしてたね〜。だから、変な盛り上がり方ですっごい面白かったよ。変にテンション上がっちゃってるからね。終いにはジャッジしてるメンバーも踊りに行ったり (笑) 。でも、そうやって一緒に踊ってみてジャッジしてもいいし、方法はいろいろだよ。

Ohishi

なんかそんな感じなら、俺フラフラしそうだな〜。「ちょっとね〜、これ決まんないわ〜皆合格じゃダメ?」みたいな (笑) 。

いやー、ほんとにやっと今 (今回の仕組みが) わかった (笑) 。

TATSUO

TATSUO/Ohishi(笑) 。でも俺も最初は全然わかんなかったけど、やっていって、やっとこんな感じかってわかってきた。

Ohishi

でも、やる前からナンバーのイメージをどんだけ膨らませられるかだと思うんですよね。

TATSUO

でも、本当に好きにやったらいいんだよ。その方がいいと思う。皆「何するの?」ってなってるから。

Ohishi

大枠はこっちが決めたほうがいいですね。とりあえず来たのはいいけど、どうすんのって感じだろうし。

TATSUO

とにかく、よくあるユニットとかでは得られない、何かを皆が得てくれればいいなと思ってやったんだよね。そしたらそれをやる意味があるかなと。

上手い下手に関係なくしっかり自分を持ってきてほしい。−Ohishi

TDM

本当に“Synergy”はTATSUO君に助けてもらって、皆がそう思えるのになったと思う。今回は歌手もいるから、イメージの中で歌手の位置も合わせて考えてね (笑) 。あと、バンドも生バンドだから。

TATSUO

うゎ、いいなぁ。

Ohishi

あ、そうだ。言ってたね。・・・うん。なんとかなるっしょ! (笑) 。

TDM

TATSUO君からアドバイスはある?

TATSUO

やりたいようにやったほうがいい!みんなの意見も絶対聞いたほうがいいけど、自分の中ででき上がってるものは押切った方がいい。

Ohishi

そうですね。

TDM

Ohishi君、頑張ってね!では最後に、次回オーディションに臨もうとしてくれているハウサーたちにメッセージをお願いします!

TATSUO

何か行動を起こせば絶対に何か生まれるので、やってみる。つらい経験になっても、やっぱりそれはプラスになるものだから。となると、参加するしかない!興味がないんだったら別だけど、ちょっとでも「ん?」って思うんだったら、やってみて判断して、いろいろ感じてほしいと思う。今回はOhishiがまとめるんだから間違いないよ!!

TDM

ではOhishi君、どんな人に来てほしい?

Ohishi

TATSUOさんが言ったとおり、せっかくのステージに興味があるんだったらぜひ動いたほうがいいと思う。俺がオーディションで選ぶとしたらもう、ぶっ飛んでる奴がいいな。個性が強い奴がいい。やっぱり自分に無いものを持ってる人に目が行ってしまうから。踊り見てて、「あ、この感覚俺にはないわ」とかってわかるし、上手い下手ではなくて興味がわく奴がいい。でも、別にぶっ飛んでる奴ばかりがいいっていうわけではなくて、そのバランスがすごい大事。いろんな人がいることがハウスのいいところでもあると思うから。だから、別に踊りがどうこうじゃなくて、しっかり自分を持ってきてほしい。

TDM

最後に、いいこと言えたじゃん。

Ohishi

よし!!!! (ガッツポーズ)

一同

(笑) 。
'08/05/02 UPDATE
interview by AKIKO & imu
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